last chapter ※※※
現実からは、逃げられない。
とても、残酷な話だね。
どう感じて、
どう受け止めるかは、君次第。
誰も助けてはくれないよ。
ラストシーンは、君が主役なんだ。
不敵な笑みを浮かべて、
こっちを見つめているのは、誰?
暴言や放言を吐いているのは誰?
苦しみや、憎しみの渦にまかれて、
身体中に酷く痛みを感じる。
自業自得さ。分かってる。
僕は、安楽で安易な場所にいる事で、
安心を得ていた。
錆びついて、今にも壊れそうな
レールの上の、
小石を潰し砕きながら走ってきた。
そして、ひとり残され、
結局、最後は自分との戦いなんだ。
この身体がボロボロになろうと、
全て吐ききって、
僕の意思で、僕自身の力で、
このレールを取り外す。
惨めなだけの幕切れにはしない。
そして、その先へ進むんだ。
強く、眩しい光が待っている場所へ。
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