Madder red
夢なら、笑って終わるのに…
繰り返される、毎日に、
あなたを探して…
目の前に、茜色の空が広がる。
視線を上げれば、
徐々に茜は陰って…
ブルーとも、グレーともいえない、
寂し気な空が、あたしを見下ろして、
どうしようもなく、
切なくなって、
泣きたくなった…
いま来た道を、
戻ろうと振り向くと、
真ん丸い大きな月が
優しく見つめて…
あたしの背中を、
そっと押してくれた。
月は、微笑みながら、
前に進めるようにと、
あたしの、ペースにあわせて、
足元を、明るく照らしはじめた。
少しずつ… ゆっくりと…
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